私はカメラやレンズを人に見せて満足するタイプではない。
本来たくさんのカメラやレンズを集めたりするタイプでもない。
カメラやレンズは好きだし、こだわりもある。しかしあくまでも写真を撮るための道具だと思っている。
だから新しいカメラやレンズを良く買うが、それによって使用頻度が落ちるものはどんどん売却してしまう。
そして私は、おもに旅や散歩で写真をよく撮る。
そんな私の、機材と荷物についての洞察。
カメラ機材だけの話ではないが、旅や散歩に出るときは、荷物はできる限り少ない方がいい。行動半径が違ってくる。疲労度が違ってくるのだ。
特に私のように、人生の折り返しを過ぎた年齢では、その差ははっきりしてくる。
大きなカメラバッグに、複数台のカメラやレンズを入れて持ち運んでいると、旅をしているのか筋力トレーニングをしているのかわからなくなってくるのだ。
観光地など、人がたくさんいるところで、しゃがみ込んでレンズ交換なんかをしている姿も、決して格好良いとは思えない。混雑している乗り物に乗っても、お土産屋さんに入っても、大きなバッグは邪魔以外の何者でもない。
それでなくても長期間の旅となれば、他の荷物が膨らむものだ。そこでいかに荷物を少なくするかに頭を使うわけだ。
ちょっと話が脱線するが…
いい年齢の男性や女性が、どこへ遠征?というようなカメラリュックと中型三脚を担いでいるのをよく見る。何のことはない、新宿御苑などでその他多数と一緒に花を撮っているのだ。カメラが複数台の人、大口径ズームレンズの人、それぞれだ。
ジャングルや山へ撮影に行くならまだしも、都内や観光地でそのような出で立ちでいることを私は格好良いとは思えない。
都内や観光地では、やはり小さめのバッグに最低限の機材のほうがスマートだろう。
話を旅の機材に戻そう。
ズームレンズよりは単焦点レンズのほうが、写りはいいのはわかっている。
暗いレンズより大口径レンズのほうが、表現できる幅も違うし極限での性能が違うのもわかっている。
しかし旅や散歩の写真がメインの場合は、写りの性能を多少犠牲にしても、大きさや重さにこだわる意味が出てくる。
全荷物に対するカメラ機材のウェイトはかなり大きいから、これをどれだけ小さく軽くできるかが、旅の楽しさを左右することになる。
しかしだからといって、あまり妥協はしたくない。例えばレンズの本数。広角レンズが必要な場面もあれば、超望遠レンズが必要になることだってあるかもしれない。マクロレンズを持っていればと後悔することだってあるだろう。
三脚を使わなくてはいけない場面もあるだろうし、ストロボを焚く場面もあるだろう。
だからなるべく倍率の高いズームレンズで本数をカバーしたり、それぞれの重量が軽いものをチョイスする必要がある。
また、写真がぶれてしまっては何もならないので手ぶれ補正があったほうが良いし、雨の中の撮影だって考えられるから防塵・防滴性能があったほうが良い。もちろん画質はできるだけ良い方がいいに決まっている。
つまり、重量を抑えながらも、その中でなるべく高機能・高性能なものを選ぶことが重要になる。
画質や操作性を考えると、コンパクトカメラ一台ではちょっと…、となる。
いかに妥協せずにカメラ機材を小さく軽くできるか、ということがポイントだ。
そしてカメラバッグの選び方も重要になってくる。
私自身、結局なんだかんだと、何年も試行錯誤を繰り返しているのである。
ちなみに現在の私のベストチョイス。
<キヤノンの場合>
なんで5Dなの?という突っ込みは置いておいて…
(機能と重量から考えればAPS-Cのほうがベストです)
5D
シグマ12-24mm
EF24-105mm/F4L IS もしくは タムロン28-75mm/F2.8(A09)
EF70-300mm/F4.5-5.6 DO IS もしくは EF70-200mm/F4L
必要に応じて タムロン90mm/F2.8マクロ
必要に応じて EF50mm/F1.8
必要に応じて 1.4倍(EF70-200)1.5倍(EF70-300)のテレコンバーター
スピードライト430EX
<ニコンの場合>
D200
VR18-200mm/F3.5-5.6 VR
シグマ10-20mm/F4-5.6
35mm/F2
必要に応じて 60mm/F2.8マイクロ
必要に応じて 1.5倍のテレコンバーター(VR18-200に装着)
スピードライトSB-600
上記キヤノンかニコンのどちらかを選択し、これに
ジッツオの一脚
コンデジを一台
必要に応じて スリックのカーボン三脚
を持って行きます。
カメラバッグは、山などが多い場合はロープロのリュックタイプに三脚も付けて行きます。
一般的な場合、雨や雪が多そうな場合は、きっちり蓋が閉まってレインカバーを標準装備しているロープロのステルスリポーター400AW。
雨や雪の心配がそれほど無い場合は、見かけ以上に機材が入り、担ぎ心地が良いドンケのF2を持ち歩きます。
国内2〜3泊くらいですと、ビリンガムのハドレーなどの小型のショルダーか、ロープロのタウン用の小さいデイパックで出かけます。